「猫が食べたい。ウサギが食べたい。買ってきて」
息子の異変に気付いたのは
お父さんと暮らすDV館から脱出してきて一月が経った頃でした。
動物大好きな私の前で
こんなことを言うのは 気をひくためです。
周りをドン引きさせてしまう発言も以前からです。
アスペルガー気質の共感能力の低さからです。
(診断は受けていない)
実際はほんの少しの血を見ることも怖がります。
だから猫殺しのような恐ろしいことはするはずもなく
優しい性格の子です
そういう子は
自分に刃を向けてしまうのでしょうか。
心配なのは昨夜のことです
勝手に私の睡眠薬を飲み
ハイテンションになり
ふざけて白い油絵の具で顔をこすり
口元にもつけ
白い絵の具を食べました
(赤ちゃんや小さい子供ではありません
18歳のとても頭のいい子です)
その上でふざけて喋り続け
私に注意されてから
夜中の2時頃眠りました。
今日は気持ち悪いそうで
食欲がなく、嘔吐のそぶりを何度かしています
体に蕁麻疹ができたそうです
はあ。
呆れます
高校3年生といえば今頃受験勉強で
必死の時期ですよね
彼はといえば
毎日
ベットに横になりスマホで
ゲームとユーチューブと多分ツイッターを閲覧しています
朝から夜寝るまでずっとです。
もっとも真面目で
空気の読めなさや
ゲームをやることは前からあったものの
ほぼ、ふざけたことはありませんでした。
喋り続けることもです。
私の食事の咀嚼音も気にしていたくらいですから
物音を立てることがほぼありません。
18年間彼を見てきて騒ぐのを見たのは昨夜が初めてです
↑
赤ちゃんの時も小さな子供の頃もです
ずっとお父さんの影に怯えてました
彼の父親が生活音や話す言葉にとてもうるさい人でしたので。
睡眠薬を隠しました
勉強しないことをどうこう言うつもりはありません
勉強しろ!って言ったってやらないですし
大学行くのを浪人する!行きたい大学が今はない!
と自分の意思をしっかり言えたことは
DV家庭で育った彼にはとても大切なことだからです。
そう伝えた彼が父親にどんなことをされたのか
想像もしたくありません。
いまだに私に話もしません。
元の生活と違って
安心で安全な生活を彼は知らないのですから
羽目を外したのでしょう。
どんなことをしたって
あの家庭にいさせ続けた18年間の私の罪が消えるわけではないですが
まずは健康な母親になって
働いて 食事を作って 普通に笑顔で
彼の心配を取り除いてあげたい。
少しずつ進んでいくね
間違えたら
やり直せばいい
単純にそう思います。
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