モラハラ王と別れて6年 皆さま お久しぶりです。モラハラ被害者の根底にあるもの

皆さまこんにちは。モラハラ王と別れてはや6年
詳細、モラハラ小心者王と完全顔を合わせなくなってから9年が経とうとしております。

あの時別れた娘も20歳。現在の行方は不明です。
今でも娘のことを考えない日はありません。そして悪夢でみる娘はあの時のまま
まんまるい顔で長い髪のふわふわな笑顔が変わっていません。

先日初めてカウンセリングというものを受けさせていただきました。

学生時代のいじめ、ブラック企業に勤め、壮絶なDV経験を送り、自分の命と同じくらい大事な子供とも離れ離れになり、どうして生きていることはこんなに辛いんだろうと思っていました。

小さな頃から読書が趣味で、読んだスピリチュアル本は数千冊以上、DV生活を抜けてからはカウンセラーになりたいと、カウンセラーの学校に通い、認知行動療法を学び、メンタルケアカウンセラーやらいろんな資格を取ったりして仕事にしようとしましたが一向に何をやっても上手くいきませんでした。

人と関わることが無理だと悟ると、自分一人でできるものをやりたい!一人で生きていくんだ!と元気を振り絞って、昔から好きだった絵を描くことを仕事にしようと、画家になりました。

SNSやらヤフーオークションに出品して小銭を稼ぎましたが利益より材料費の方が高くつき
ます。

唯一の味方、母からも「あんたは仕事ができない。稼ぐことが向いていない」と匙を投げられる
始末。

もちろん働きにもでましたが、なぜだか不思議に皆がやりたがらない事、でも仕事内容に直接関係ないことをやっていることが多く、例えばトイレ掃除とか床掃除や雑用を時間外でした挙句、お給料が貰えないこともよくあることでした。「お給料が貰えていませんください。」と意を決して伝えても逆ギレされ、泣き寝入りもしてきましたし、人に貸したお金が返ってこないこともあります。

惨めで、辛くて、夜になると辛い出来ことが頭の中でぐるぐるまわり、眠れなくなかったり、元夫と暮らすことになる悪夢をみて「出ていってください。」と泣きながら土下座で頼み、ハッとして飛び起きるという、鬱アニメの世界のようでした。

これなら、頭がおかしくなって何も考えられなくなりたいと何度願ったことか。

でも私は稼ぐこと=生きることを諦めたくありません。

スピリチュアルや心理学がダメなら今度は「神道」の世界にと足を踏み入れました。

神道は日本人が昔から持っている精神性のようなものをうたわれていて、自然や物との調和を大切にされている教えです。だから人間が嫌いになってしまった私には心が安らぐ教えでした。

ですがしかし、何かが足りません。
そんな時ある文章を目にしました。「人で傷ついた心は、人でしか癒せない」確かそんな感じでした。

ですが人と関わることが怖いし、また傷つく恐れは充分にあります。モラハラにあう確率だって
普通の平和な世界で生きてきた人たちの何千倍の確率です(よく知らんけど)
こんな感じで私はモラハラ王と離れた後も日々悶々として生きてきました。

今現在、同じ環境で同じ両親のもとで育った妹は、毎日を愛する人たちに囲まれて生き生きと仕事をしています。

不幸の原因は私にあり、そして何か意味を持っているとなんとなくはわかっていましたがそれを知ると自分がもっと惨めで辛くて耐えられなくなりそうで避けていました。

先日、カウンセリングを受けてからその原因が小さな頃にあることを知りました。というか
認めざるを得ない状況になりました。

私だけではなく「モラハラ被害」にあったことがある人に「原因はあなたにあるのよ。責任は自分自身にあるの」と言われることはとてもじゃないけど受け入れられることではありません。
だって今まで自分でそうやって散々自分のことを責めてきたし、嫌ってきたし、苦しめてきたからです。
だから全く悪気がなくとも、悪意がなくとも簡単に放っていい言葉ではないし
加害相手を許して、前を向くなんて天地がひっくり返ってもできるものではありません。

カウンセラーさんもモラハラにあっており今はその相手に対して
「感謝しかない」とおっしゃっていたので、私はまた平和な世界で生きてきた人が
マウントをとってきて、私を蔑んでいるかのように思えないこともなかったです。

ですがやはりモラハラ王や理不尽な目に出会う「種が自分にある」つまり
小さな頃味わった感情を大人になってもぐるぐる繰り返しているのだと教えていただきました。

とても腑に落ちました。

小学校の頃も私は「不自由」な感じがとても苦しく、大好きな保健の先生に相談したこともあります。

先生は「妹さんは自由ですごく楽しそうだけど、あなたは違うみたいね。」と私の気持ちを確認する言葉をかけてくれたのが嬉しくしっかりと覚えてます。

私は小さい頃、妹や弟と比べ、愛されず、手もかけず、お金もかけず蔑ろにされてきたのが辛く、その蔑ろにされる状況がずっと続いていたんですよね。

私はその辛い感情を無視し「我慢して努力して頑張ればいつか誰かが認めてくれる」と思っていました。

現に今、両親に恨みや辛みはなく、大事に愛情を持って育ててくれて
感謝していると自分では思っていたからです。親は大好きです。でもその下に、幼少期の私の本当の感情の辛かった部分が燻っていたのです。

頑張る前に自分の感情をさえつけないで、自分の気持ちを大切に寄り添い、感情を味わい尽くすことが大切なのだと教わりました。
だから過去を振り返りしっかりと感情を味わい尽くす、でもこれが結構難儀します。
今の自分の湧いてきた感情を「じゃあどうすれば私は楽になれる?」と聞いて行動してあげることそれが一番大事なんだと。

今まで読んでた本には「自分を大切に」とか言う言葉はたくさん目にしてきましたが、こういう意味だったんだ!!と目の前が開けた気がしました。

モラハラ被害者体質ではない人たちは、誰に教わるでもなく
小さな頃からいろんな経験を通し、また両親を教師にし自然と学んで身についていることが

モラハラ被害者体質であると「人に迷惑をかけてはいけない、人のせいにしてはいけない、人に優しくしないといけない、なぜなら私は価値のない人間だから」劣等感による呪いにより
自分の感情を抑え込んできたんだと思います。

だけどそれは決して、あなたの性格の悪い部分ではなく
この世で生き残るための、小さかった私たちが必死で身を守った方法だったのですよね。

たまたまこの文章を読んでいる人たち、被害にあった方達は
辛かった過去の感情を認めてあげて、じっくり味わって手放して自分を癒し
「過去を変えていける」
辛かった経験がひっくり返ってくる段階に入っているのかもしれません。

これを教えてくださったカウンセリングの先生には本当に感謝しております。
何より私だったら共感して疲れ果ててしまうであろう「モラハラ被害」の心に
向き合ってくれた強さに感服します。

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