DV被害・精神的DV被害者のための傾聴ボランティア

こんにちは 上杉と申します。
今から30年ほど前私は美容室で働いていました。 しかし「さあこれからだ」と忙しい毎日を送っている中、居眠り運転で2年間で5台分の借金を背 負いました。車から崖ごと転がり落ちた時も、川に落ちた車の窓から這い出て、崖を登り、一旦 家に戻り着替えて出勤しました。

大きな事故の時も病院に行くお金がなかったので気合いで自分に喝を入れ出勤しました。
7年 間、仕事を欠席したことはありませんでした。

その後結婚しましたが、相手はDV加害者でした。
何をどんなに頑張っても、怒られて、無視され て、蔑まれ、脅されました。
例えるなら山登りを、大きいリュックを背負い、片手に子供を一人ずつ抱えて身軽な夫の後ろを 歩いているような苦しさです。
記憶も曖昧になっている部分もあります。

20年が経ったっころ、耐えきれなくなって家を出ようとした時、
子供達が家に残る意思を示した ことで、心がポッキリと折れそうになりました。
とにかく家を出て、子供たちを電車でなんとかお迎えに行ける距離でひっそりと一人暮らしをし ていましたが、何度も見つかりました。
その度に引越しし、最終的に生まれ育った故郷に戻って きました。

ある程度逃げた後、ふと「もう逃げる人生は終わりにしよう。自分の人生を生きよう。」
と思い ました。

今は自宅で美容室を開き、障害児童生活支援員の仕事をしながら幸せに暮らしています。 なぜ平和になったのかというと理不尽な環境から逃げて、今いる場所を見つけたからです。
自分 の人生の舵取りを自分ですると心に決めたからです。

DV被害から抜け出すのはとても怖いし、犠牲を伴うし、たくさんの不安があるかと思います。 だけれども、間違ったと思えばやり直せばいいんです。

加害される状況から抜け出した後も、すんなり何事もうまくいくなんてことはありません。
ストレスの元凶が取れた後も、たくさんの後遺症に悩まされます。
フラッシュバックしたり、何 もする気が起きなかったり、疲れやすくなったり、
ストレスに異様に弱くなったり、何をしても 楽しくない。

その中でも一番辛いと感じたのは「孤独」です。
誰も自分のことをわかってくれないし、人と接す ることが怖い、また裏切られるだろう。
そうやって自分の殻に閉じこもっていると「この世界から消えてしまいたい」とネガティブすぎ る感情に支配されていきます。

人と繋がり、現在の生活を構築し、自分の人生の物語を作っていことを繰り返し、心の傷は本当 にゆっくりと回復していきます。
3歩進んで2歩下がる状態です。被害にあっていた時間と同じ年 月が必要とも言われています。

心の傷を治す時、一人で苦しむのではなく人と繋がりましょう。 人に話し、人の話しにじっくりと耳を傾ける、上手く話せなくても構わない。 このグループディスカッションはそんな場所です。

近くだったら来てみたいという方いらっしゃるでしょうか?
もしいらっしゃったらtwitterのいいねかコメント欄に「行ってみたい」でお知らせ下さい。

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