魂の抜けるラーメン

とあるところへ

うつになって初めての遠出をしました。

楽しみで前の日の夜は眠れなかった ♫

 

さて、電車や座っていることや立っていると

気持ち悪くなり血の気が引くようなうつの症状ですが

行けました。

そして帰ってこれました。

 

一緒に行った車椅子の弟は

体幹がなく腕から上だけが使える状態で

車椅子に座るとお尻がずり落ちそうな格好になってしまいます。

ついでに身長も体重もがっつりとあります

 

脚を固定しても突っ張ってしまってなかなか難しくて

電車の中では想定以上に横にも前後にも場所を取り

満員電車でも

他の人を遠ざけてしまうのです。

両足が動かなくても

脚と手が動かなくて顎で運転する電動車椅子でも

シュッとスマートにかっこよく座っている方が想像がつくと思いますが

全く違います。

 

そんな弟に気を取られているのにも関わらず

やっぱり立っていられませんでした。

弟の方がよほど元気でした

 

これはいかん。

空腹だからだ・・・

精神を立て直そうと

数々軒を連ねたレストランから

とあるレストランに入りました

高速道路のサービスエリアのようなシステムで

食券を買い

その横で食事が出てくるのを待つのです。

食事ができると上の掲示板に番号が表示されます。

 

席に着くと

お客さんが周りの人の表情を見ながら、

作り笑いで

ラーメンをすすっております。

中には魂が抜け

方針状態で天を仰いでいるお客様もいます。

 

その原因を

運んできたラーメンが明らかにしてくれました

 

目の前の待ちに待った食べ物は獣臭プンプンで

鼻と口を覆いたくなるほどです。

麺はふやけ その姿を増大させ

期待を裏切らない

予想通りのお味です。

セットのチャーハンは獣臭の代わりに

冷蔵庫臭がします。

三日くらいたった褪せたご飯のまずい味付けのチャーハンでした。

私の口から獣臭が漂いそうで

液体歯磨きを買いました。

袋麺の方がよっぽど美味しい!

どうやってこんなにまずいラーメンを作ったんだ!

とびっくりするくらいでした。

 

新木場近くにある国際〇〇という近代的な雰囲気の建物の中にある

とあるレストランのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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